2025.5.18 「アユ試し釣り」中止について

5月18日(日)に行なう予定であったアユ生育調査「試し釣り」は
前日の大雨影響による増水・濁水のため中止といたしました。

◎アユ漁期展望

 今年のアユ遡上は2月中旬頃に確認されました。
 遡上量も良好だと思われます。
 大きさにはバラつきがあり、早期には良型が多く、
 5月には下流域を中心に小型魚が多く確認されています。

 事業場からのアユ放流は4月上旬から行なっており、
 5月中旬の時点で合計約4500kgの放流を実施しました。
 解禁までには全域で合計5000kgの放流を予定しています。
 また、解禁後にも10万尾以上の追加放流を行なう予定です。

 釣果が見込まれる漁場といたしまして、友釣りは船明ダム上流域本流や
 支流水窪川、エサ釣りは船明ダム近傍の下流域本流となりそうです。
 特に水窪川は昨年に引き続き今年も友釣りの好漁場となるでしょう。

 水窪川(天竜川漁協漁場・「中部電力㈱西戸堰堤」より上流域)へは
 既に1000kgを超える放流を実施しており、今後も解禁日までに
 数百kgの放流を行なう予定です。
 昨年は「水窪がいきょ」下流域へほとんどの放流を実施しましたが、
 今年は上流域(しらかば荘前~民俗資料館)への放流も実施しています。

 エサ釣りは近年、本流筋における釣果が低調です。
 特に昨年・一昨年とアユ遡上がかなり好調であったにもかかわらず
 解禁直前からの豪雨・増水・濁水で釣行が叶いませんでした。
 一部支流の合流点での釣果はとても多く見られましたが、広域での
 釣果が見られず残念な結果となりました。
 河川状況にも因るところですが、エサ釣りの主なポイントは例年同様に
 本流・塩見渡橋付近になるものと思われます。

 18日現在、天竜川本流ではダムゲート放水も行なわれ増水し濁りも
 出ていますが、今回の雨の影響はそれ程長引かないものと思われます。
 しかし、今後の降雨‐特に梅雨時の河川状況がどのようになるか気がかりです。
 皆さんに楽しんでいただけるアユシーズンとなることを願うばかりです。

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